こんにちは!ちくです!
ボクは日々『幸福な子育て』と『サッカー』の研究をしています。
『子育て』や『サッカー』を通して、少しでも『幸福な親子関係』を築く手助けができればと思い発信をしています。
今日のテーマは「子どもが甘えてきたときに具体的にどうするか?」について考えていきます。
先日(少し前になりますが)、子どもの夏休みの『ドローンを操作できる』イベントに参加してきました。
小学1年生の息子とボクの二人での参加です。
息子が通っている小学校でのイベントでした。
そこでの話をしていきますね。
子どもは不安があると甘えてくる

まず朝の集合時間前の自宅での話です。
息子は最近、新しいことに参加することがあると不安を口にしてきます。
この日も朝から、
- 「持ってくものは何?」
- 「これであってるの?」
- 「学校のどこでやるの?」
と何度も聞いてきました(笑)。
これは保育園の頃はほとんど見られなかったことで、先のことが少し予想できるようになってきたからだと思います。
出かける直前になると、楽しみな反面、かなり不安そうでした。
不安そうにしているときは、しっかりと息子の話を聞いてあげるようにしています。
イベントのプリントを見ながら、持ち物の確認をママと3人でやりました。
それから出発してイベント会場に向かいます。
いつも通っている学校の体育館なので、場所には慣れているはずですが、不安そうにしてボクの側から離れません。
同級生の知っている子に出会ってようやくほんの少し緊張が解けたようです。
でも、イベントが始まって主催者の話が始まると、またボクのところへ来て膝の上に乗ってべったりしてくるんですね。
親の気持ちとしては
- 「イベントが始まったからちゃんとして欲しい」
- 「人前ではきちんと座って欲しい」
- 「甘やかしてると思われるんじゃないか」
などと考えていました。
ですがここでは、何も言わずに甘えさせておきました。
そして、いよいよドローンを操作できる段階になったら、操作はしに行きますが、終わったらボクのところへ戻って再びまとわりついてきます。
こんなとき、以前のボクなら「もう、ちゃんと一人で立って!」「みんなちゃんとしてるやろ」と言っていたと思います。
しかし、子どもが甘えてきたときは甘えさせる方がいいとわかっているので、ここではグッとこらえて子どもの甘えを受け入れました。
そして、最後にドローンでの『風船割りゲーム』が始まりました。
これは子どもたちだけで3チームに分かれてドローンの操作で勝敗を競うものです。
子どもは親のところから離れて3列に並んで待機します。
そのとき、今までべったり甘えていた息子がしっかりと立って、並びに言ったんですね。
さらに最後まで味方の応援をして、自分の順番には夢中でドローンを操作していました。
息子は風船を割ることはできませんでしたが、めちゃくちゃ立派だったです。
「甘えてきたときに突き放さなくて良かったー」と思った瞬間でした。
子どもが甘えてきたらしっかりと甘えさせるのが良い

お子様が外に出たときに自分にまとわりついてきたら「しゃんとして欲しい」と思いますよね。
ボクは結構、人の目が気になってしまう方です。
「甘やかしてると思われるんじゃないか」なんて考えたりしてしまいます。
ですが、以前の記事でも書いたように、「子どもが甘えてきたらしっかりと甘えさせる」のが良いそうです。
しっかりと甘えさせることによって子どもは安心・安全を感じます。
そうすると次第に親元にいるのが退屈になってきます。
そこで初めて何かに挑戦する勇気が産まれてくるんですね。
安心・安全(親元)→退屈→挑戦→不安→安心・安全(親元)
こういうサイクルをぐるぐる繰り返していきます。
これを途中で無理やり壊してしまうと、うまく自立できなくなります。
ボクが「イベント」の途中で突き放したとしたら、子どもはどんな気持ちになるか考えてみましょう。
膝の上に乗ってきたときに「ちゃんと座って」と突き放す
息子「今からどんなことをやるのかわからないから不安だな」
一回目の操作が終わった後に「ひっつかないで」と突き放す
息子「自分で操作して緊張したからパパに引っ付いていたいのにな」
こんな感じでしょうか?
安心・安全を感じられていないですよね。
このような状態では最後の競争も夢中で楽しめなかったかもしれません。
ですので、子どもが甘えてきたときはしっかりと安心・安全を感じるように甘えさせてあげるのがいいです。
子どもが望んでいないときは手を出さない

逆のパターンで、子どもが望んでいないのに親が先回りしてあれこれしてしまうパターンがあります。
先ほど『風船割りゲーム』の例で言うと
子どもたちが親から離れてチームに分かれて並んでいます。
ゲームが始まってみんなで盛り上がり、子どもも夢中になっています。
その間に、親が扇風機を持って行ったり、水筒を持って行ったり・・・。
いろいろやってあげたくなる気持ちはよーくわかります。
もちろん熱中症にならないように、気を付けることは大切なことです。
ですが、この日はこまめに休憩もはさんであったし、ゲームに要する時間もそれほど長くなかったので、ここではグッとこらえるべきだと思います。
ポイントは
子どもが望んでいないときは手を出さない
これぐらいのつもりでいるのがちょうどいいと思っています。
子どもが「お茶を持ってきて欲しい」と望んだときは対応してあげてください。
子どもが甘えてきたときにはしっかりと甘えさせる。甘えてきてないときは見守りに徹する。転ばぬ先の杖はつかないことがめちゃくちゃ大事やで。
「甘えを受け入れる」のと「甘やかす」の違いですね。
「過保護」と「過干渉」の違いと同じです。
「過保護」と「過干渉」の違いについては詳しく下の記事でまとめていますので、併せて読んでみて下さい。
以上、長くなりましたので今日はこの辺で終わります。
わからないことがあれば、お問い合わせフォームやX(Twitter)で直接聞いていただければお答えします。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
少しでも皆様が幸福な親子関係を築ける手助けになれたら嬉しいです。
おしまい。


