こんにちは!ちくです!
ボクは日々『幸福な子育て』と『サッカー』の研究をしています。
『子育て』や『サッカー』を通して、少しでも『幸福な親子関係』を築く手助けができればと思い発信をしています。
今日のテーマは「子どもを幸せにするために、親がまず最初に子どもに教えて欲しいこと」です。
先に結論を言ってしまうと
温かな人間関係の築き方を教える
これですね。
「温かな人間関係の築き方を教える」ってどういうこと?
これだけじゃわからんやろうから順番に解説していくな。
皆さんお子様に幸せになって欲しいですよね?
こう聞いたらほとんどの人が「幸せになって欲しい」と言うと思います。
しかし、ではどうすれば幸せになれるのかを即答できる人は少ないのではないでしょうか。
以前のボクも即答できなかったのですが、育児や心理学の本を読み漁って学んでいるうちに少しずつ分かってきました。
幸福についてはいろんな意見があるし、人によって幸せの形は違います。
ですが、今まで読んできた幸福についての、どんな本にも書いてある幸せの要因が
人間関係(つながり)
なんですね。
つまり、幸せになるためには必ず人間関係を攻略しないといけないということです。
親子関係(子どもと保護者の関係)はお子様にとって最初の人間関係です。
だからこそ、親は子どもに温かな人間関係の築き方を身をもって教える必要があると思っています。
今日は具体的に
- なぜ、『温かな人間関係』が大切なのか?
- どうすれば『温かな人間関係の築き方』を教えられるのか?
について考えていきます。
「わたし、人間関係を築くのが苦手なの」という人でも簡単にできるように、わかりやすく解説するのでぜひ最後まで目を通してください。
なぜ、温かな人間関係が大切なのか?

最近の科学では幸せに関する研究が進んできて、何が人を幸せにするのかがだいぶわかってきているそうです。
冒頭でも少し触れましたが、ボクが読んできた幸せに関する本の中で幸せの要因として
人間関係(つながり)
が入っていないものはありませんでした。
例えば有名なハーバード大学の研究です。
この研究ではハーバード大学に在籍した268人に対して卒業後も毎年、健康診断と心理テストを行い、仕事、収入、結婚や離婚、子育て、老後など、どのような人生を歩んでいくのかを、75年もの長期にわたり追跡調査しました。
結果は
「研究対象のトップ10%の『幸せな人生を歩んだ人たち』は、人生で『温かな人間関係』を築くことが出来ていた」そうです。
トップ10%の人たちは、温かな人間関係を築くことが出来なかった人たちと比較して年収が高く、専門的な分野で成功を収めた人も3倍多かったとされています。
さらに「温かな人間関係」には、親と子の関係も含まれます。
この研究では、「幼年期に母親との温かな関係が築けていた人は、そうでない人に比べて年収が約870万円も高い」という結果も出ています。
つまり、幸福度や仕事での成功にもっとも影響を与える要因は『温かな人間関係を築くことができたかどうか』だということです。
続いて2018年、日本での神戸大学、西村和雄氏らの研究です。
20~70歳2万人の幸福度に影響を与える要因を調査し、幸せに関係していたのは
1位「健康」
2位「人間関係」(パートナーや職場の上司・同僚)
3位「自己決定度」(進学先や就職先を自分の意志でどのくらい決めたか)
他にもこのブログでもたびたび紹介しているアドラー心理学のアドラー博士も
このように、世界各国の研究で人間関係が人の幸福に関わっているという研究結果が出ています。
そしてさらに、ポジティブ心理学の見解では、成功するから幸せになるのではなく
幸せな人が成功する
ということがわかっているのです。
つまり、あなたのお子様が『温かな人間関係』を築いて幸福になれたなら、経済的、社会的、心理的に成功する可能性が高くなります。
よしんば成功できなかったとしても、温かい人間関係を築けて、幸福な人生を生きれたらそれはそれでよいのではないでしょうか。
であるならば、親がまず子どもに教えなくてはいけないもっとも大事なことは
温かな人間関係の築き方
であるとボクは思います。
人間関係はめちゃくちゃ大事やから、ぜひ子どもに温かな人間関係を築く方法を伝えていきたいで!
では、ここで問題になるのは、「どうすれば温かい人間関係の築き方を教えられるのか?」ということです。
これはそれほど難しくはありません。
どうすれば『温かな人間関係の築き方』を教えられるのか?

当たり前のことですが、子どもは親を見本にして育っていきます。
よく言うように
子どもは親の言う通りには育たない、親のように育つ
ということです。
温かい人間関係の築き方を教えると言っても、ちくいち「ああしろ」「こうしろ」と言う必要はないんですね。
親が子どもに対して、温かい親子関係になるように働きかけていけば、それが何よりのお手本になるわけです。
ここで考えて欲しいのは「あなたはどんな人と温かな人間関係を築きたいか?」ということです。
例えば
- 優しい人
- 約束を守る人
- 感情が安定している人
- 信頼できる人
- 嘘をつかない人
- 親身に話を聴いてくれる人
- 尊重してくれる人
などですかね。
人によって多少の違いはあるかもしれませんが、大きくは違わないと思います。
あなたの愛するパートナーや親友がどんな人か思い浮かべるのもいいでしょう。
おそらく上で挙げたような人なのではないでしょうか。
上で挙げたような人が接してくれるように、子どもに接してあげたら温かな親子関係が築けるはずです。
そして親子で温かな関係が築けたなら、あなたのお子様は他人ともうまく温かな関係を築いていけるでしょう。
子どもは親の言うように育つのではなく、親のように育つからです。
反対に、あなたが関わりたくない人はどんな人でしょう。
例えば
- すぐ怒る人
- ガミガミ言う人
- 強制してくる人
- 批判ばかりする人
- 感情が不安定な人
- 嘘ばかりつく人
- 人の悪口ばかり言う人
などなど。
こんな人とはいい関係が築けるはずがないですよね。
わかりにくければ、嫌いな上司や苦手だった学校の先生を思い浮かべるといいかもしれません。
嫌いな上司や苦手だった先生は
- 頭ごなしに叱ってくる
- 話を聞いてくれない
- 強制的にやらせようとする
- 上から命令してくる
- こっちの意向を無視する
ような人ではないですか。
温かな親子関係を築いていきたければお子様に対して、このような関わり方はやめた方がよさそうです。
もし、お子様にすぐに怒ったり、叱責しているなら、お子様は他人に対して怒りをぶつけるように育つでしょう。
もし、お子様にガミガミ言ったり、批判ばかりしているなら、他人に対して批判的で強権的な子どもに育つかもしれません。
もうわかりますよね。
繰り返しますが、子どもは親がやるように育つからです。
お子様が他人に対してすぐに怒ったり、批判ばかりするようになれば、温かな人間関係を築くのは難しくなります。
結果として、お子様は幸福になれない可能性が高くなるでしょう。
だからこそ、
温かな人間関係を築けるように子どもに接すること
が大事なのです。
とはいえ、「理屈ではわかったけど、怒らないなんて無理だよー」と言う人がほとんどだと思います。
ボクも同じです(^^;
たまに感情的になって怒りをぶつけてしまうことは誰にでもありますよね。
今日のところは理屈だけ頭でわかってもらえたら大丈夫です。
「怒らずに接していくにどうすればいいか」などは他の記事でどんどん詳しく解説していきます。
「子どもは𠮟りつけて厳しくしつけないといけない」と思っている人が、未だにたくさんいるようです。
しかし『温かな人間関係』に怒りや叱責は必要ありません。
ボクは少しでも、子どもを怒鳴りつけたり、叱責して子どもの才能や好奇心を狭めてしまうことをなくしていきたいねん。
まとめ:温かな人間関係が子どもを幸福にする
まとめ行きましょう。
今日のテーマは「子どもを幸せにするために、親がまず最初に子どもに教えて欲しいこと」でした。
結論は
温かな人間関係の築き方を教える
これですね。
なぜ、温かな人間関係が大切かと言うと、幸福に関する研究では、幸福の要因に必ず
人間関係(つながり)
が入っているからです。
要するに、幸福になるためには「温かな人間関係を築くこと」は避けて通れないということです。
そしてさらに、人間は
成功したら幸せになるのではなく、幸福な人が成功する
ということがわかってきています。
つまり「温かな人間関係」が築けたら人は幸福になります。
幸福になれたなら経済的、社会的、心理的に成功する可能性が高くなります。
であるなら、
人間関係に注力しない手はない
のです。
学歴や収入も大切かもしれないけど、それらを考える前にまず、親は温かな人間関係の築き方を教えるべきだと思っています。
「ではどうすれば、『温かな人間関係の築き方』を教えられるのか?」を考えていきました。
これは簡単で「あなたがどんな人と温かな人間関係を築きたいか?」を考えます。
例えば
- 優しい人
- 約束を守る人
- 感情が安定している人
- 信頼できる人
- 嘘をつかない人
- 親身に話を聴いてくれる人
- 尊重してくれる人
などなど。
親がこれらの人になって子どもに接していけば自然と温かな人間関係が築けます。
子どもは親のやることを学んでいるので、子どもも他人に同じように接するようになるでしょう。
そうすると温かな人間関係が築いていけますよね。
逆に「あなたが近づきたくない人」を思い浮かべて下さい。
- すぐ怒る人
- ガミガミ言う人
- 強制してくる人
- 批判ばかりする人
- 感情が不安定な人
- 嘘ばかりつく人
- 人の悪口ばかり言う人
などですかね。
親が子どもにこのような接し方をすると、温かな人間関係は築けなさそうです。
結果として、お子様も他人と温かな人間関係を築けなくなります。
言うは易く行うは難しで、怒らない子育てはとても難しいと思います。
つい感情的になって怒ってしまうことは誰でもありますよね。
偉そうに言ってるけど、ボクも未だにやってしまうことがあります(^^;
もしきつく怒ってしまっても自分を責める必要はありません。
そのぶんまた愛情を注いでいけばいいだけです。
今日の記事では
子どもは厳しくしつける必要はない、むしろ厳しくしつけてはいけない
これをわかってもらいたくて書きました。
これからもどんどん発信していきますので、一緒に学んで温かな家族を作って行きましょう。
以上、長くなりましたので今日はこの辺で終わります。
わからないことがあれば、お問い合わせフォームやX(Twitter)で直接聞いていただければお答えします。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
少しでも皆様が幸福な親子関係を築ける手助けになれたら嬉しいです。
おしまい。



